国際家族デーと大学無償化法
ごきげんよう。
チョーセキである。
昨日に引き続き、記念日について語っていこうと思う。
本日、5月15日は『国際家族デー』だ。
いくつかある『国際デー』のひとつで、1993年に国連総会が定めたものである。
英語表記は「International Day of Families」。
各国が家族問題に対する認識を高め、家族関連の問題に取り組む能力を高めることを目的としているぞ。
この日を中心にNPO(非営利団体)などでイベントやキャンペーンが実施されているが、世界各国と比べて日本では少し盛り上がりに欠けているとのことだ。
さて、家族と一口に言っても国や社会によってとらえられ方は様々だ。
血縁関係があることだけ、戸籍上に記されているだけが家族ではないと吾輩は思っている。
世間一般的に想像する家族とは、社会においてひとつの基準となるべきものと考える方が自然だ。
そこには男女平等の精神や教育が根付いていてほしいものである。
……言いたいことは山ほどあるかもしれないが、願うだけなら自由だろう?
教育といえば、先日5月10日に『大学無償化法』が成立したとニュースで言っていたな。
キミが知っているなら話は早いが、そうだな。簡単に説明するとだな。
低所得世帯の学生を対象に、大学や専門学校などの高等教育を入学金・授業料を減免するほか、返済不要の給付型奨学金を拡大し、充実させるというものだ。
要するに進学を支援するのが目的の法というわけなのだよ。
この支援は2020年4月から始まるとのことだが、誰でも受けられるわけではない。
住民税非課税世帯がその対象となる。
文部科学省によると、両親と学生本人、中学生の4人世帯の場合、約270万円までが非課税に当たるそうだ。
なんというか、なかなか厳しい数字だな。
さらに、文部科学省は「進学前は成績だけで否定的な判断をせず、レポートなどで本人の学習意欲を確認」するよう求めているらしく、支援対象者の将来を見据えて支援していく方針だそうだ。
国際家族デーの5日前に『大学無償化法』が成立するとはタイムリーすぎて、さすがの吾輩も驚いたぞ。
来年の4月から動き出すこの法が家族にどんな影響を与えるのか、今後も注目していきたいトピックだ。
いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。
では、また会おう。
さらばだ。
PROFILE
チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。家族とは離れて暮らしているため、長期休暇が取れるときはできるだけ帰省するタイプ。そして、たらふく食べて体重が増える。