ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

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世界赤十字デー

ごきげんよう
チョーセキである。

 

本日5月8日は世界赤十字デーだ。
また、赤十字を創立したアンリー・デュナンの誕生日でもある。
日本では病院の印象が強いかもしれないが、ここで少し赤十字について共に学ぼうでないか。

 

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アンリー・デュナン。
第1回ノーベル平和賞を受賞した経歴を持つ実業家である。
イタリア統一戦争の真っ只中、 「傷ついた兵士はもはや兵士ではない、人間である。人間同士としてその尊い生命は救われなければならない」という信念に基づき、救護活動を行っていたのが彼だ。
この後、デュナンは1862年11月に『ソルフェリーノの思い出』という本を出版し、戦争の悲惨さを訴えた。
あっという間にヨーロッパ各国で反響を呼んだ『ソルフェリーノの思い出』は、赤十字思想が誕生するきっかけになったのだな。

 

さらに1863年
ジュネーブで『国際負傷軍人救護常置委員会』、 別名『五人委員会』を設立。
そうそう。
ノーベル平和賞を受賞したのは、この後だったな。
そして、1864年には世界史の教科書やテストでお馴染みの『ジュネーブ条約』が調印され、国際赤十字組織が正式に誕生した。
本の出版から約2年。
そう考えると早いのかもしれないが、それだけ当時のヨーロッパで支持されていたということでもある。
こうした経緯を経て、1948年の赤十字社連盟理事会により、世界赤十字デーは彼の誕生日に由来して定められたのだよ。

 

さて、日本では病院の印象が強いと述べたな。
それはあながち間違いではないのだよ。

 

日本赤十字社は47都道府県に支部を持っている。
地震を始め、自然災害の多い日本にあったやり方で活動しているようだな。
医療にまつわる事業を通じて、地元の人々に寄り添い、災害救援や救急法・安全法の講習会実施などを実施しているとのことだぞ。

 

また、5月1日から5月8日まで『赤十字運動月間』として、活動の理解と協力を呼びかけている。

jrc-tsudukeru.jp『時代を越えて救う』

時代を越えて語り継がれ、受け継がれる思い。
これぞ文化であり、歴史なのだよ。

 

とはいっても、だ。
そんなに大それたことはできない。
吾輩にできるのは電車で席を譲ったり、ちょっとだけ募金したり……。
あとは救急車を呼ぶ、それくらいだろうか。
池袋や神戸で大変な事故があったばかりだからな。
いざというとき役に立てるよう、シミュレーションすることは大事なのだよ。
決して妄想ではないぞ?
何事もなく平和な毎日が一番だからな。
時代が令和になっても、吾輩は平和な男を貫く。
それが吾輩スタイルだ。

 

上手いこと言えたんでこれくらいにしよう。
いかがだったかな?
来週も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。長期休暇のときは海外旅行をするのが趣味。しかし、いつも予算と戦っている。