ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

日本・海外の文化をたのしくお届けしたいネコ

終身雇用

ごきげんよう
チョーセキである。

 

なんだか最近は毎日更新している気がするぞ。
やはり気ままに書くことは楽しいからな。
気分転換にはもってこいだ。

そんなわけで今日の不定期更新は、世間で騒がれている『終身雇用』。
これについて語っていこう。
ニュースを見ていないキミは今すぐ、『終身雇用』で検索してくれ。
そうすれば、これから先の記事がより楽しめるぞ。

f:id:nekonekomanabu:20190515183815j:plain今週の月曜日に、日本自動車工業会豊田章男会長が終身雇用を続けていくことは難しいという発言をしたな。
さらに、「雇用を維持し、税金を払っている企業にとってもう少しインセンティブが出てこないとなかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきたのではないだろうか。最近は派遣社員や途中入社、転職など以前よりは会社を選ぶ側に選択の幅が広がった」とも述べ、職業選択の自由に対する見解もあわせて示していた。
豊田会長は貿易の件に関しても語っていたが、それは一旦置いておくとして。

 

ここで終身雇用についておさらいしよう。

 

終身雇用とは、労働者を正社員として入社させた場合、企業側は定年まで雇い続けるという雇用形態のひとつで、日本の雇用の特徴ともいえる慣行である。
企業としては労働者の定着、労働者としては職の確約というメリットがお互いにある雇用。
それが終身雇用なのだよ。

 

その原型は戦前・戦中期からあったのだが、本格的に普及したのは戦後からだ。
戦前の日本は労働者の移動が激しい社会で、特に工場で働く労働者たちは熟練工になると引く手あまたとなり、より給料の高い職場へ転職していたらしい。
人材は宝だ。できるかぎり長く勤めてもらいたい。
そう考えた企業が様々な奨励制度や雇用形態を打ちだし、1920年から1930年の間にホワイトカラー層を中心として長期雇用化が進んでいったのだよ。

 

現在は2019年。
約100年の時が経ち、日本の雇用も形を変えようとしているのかもしれないな。
それがいいか悪いかはともかく、時代と共に変化してこその文化だ。
勤勉な人々にとって住みやすい社会になってほしいものだが、はてさて。
どうなることやら。
いずれにせよ、雇用される側が圧倒的に多い社会だ。
もちろん吾輩も例外ではない。
今後の日本の雇用形態がどうなるか、気にしていかなければならないな。

 

いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE
チョーセキ

f:id:nekonekomanabu:20190201172416j:plain

デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。今の会社に雇用されてもうすぐ1年。終身雇用にこだわりはないが、気のあう人とは長く仕事を続けたいと思っている。