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温度計の日

ごきげんよう
チョーセキである。

 

5月14日の今日は『温度計の日』だ。
理科の実験などでお馴染みの温度計。
今回はこれにちなんだ話をしていくぞ。

 

まず、なぜ5月14日が温度計の日になったのかという点から見ていこう。

 

水銀温度計を発明し、 華氏温度目盛り(°F)に名を残すドイツの物理学者ファーレンハイト氏。
彼の誕生日が1686年の5月14日だったことから、それにちなんで今日この日が記念日となったのだよ。
もっとも、5月14日という日付はユリウス暦によるもので、ファーレンハイト氏が生まれ育ったダンツィヒではグレゴリオ暦が採用されていた。
つまり、5月24日が本当の記念日ということだな。

 

ファーレンハイト氏は華氏温度目盛り(°F)の基準を、

 

氷と食塩の混合温度 0度
度健康な人間の体温 96度
水が凍る温度 32度
沸騰する温度 212度

 

と定義した。

 

この華氏温度は、1960年代まで多くの英語圏の国々で、気候産業医療における温度の基準となっていたそうだ。
しかし、メートル法への切り換えに伴い、 標準機圧での水が凍る氷点を0度とし、水が沸騰する沸点を100度とする摂氏温度(°C)の導入が世界的に進められていったのだよ。
日本が使っているのは摂氏温度だな。
とはいえ現在でも、アメリカ、カナダ、イギリスなど一部の英語圏内で華氏温度は使用されている。
ちなみに、華氏温度を摂氏温度に換算するためには、

 

『華氏温度=5(華氏温度-32)÷9』

 

この公式に当てはめると換算が可能なようだぞ。

 

さて、ここでひとつ水銀温度計より前の話、温度計の話をしようではないか。

温度計が発明されたのは1592年。
これには2つの説がある。
ガリレオ・ガリレイ氏が球付のガラス柱を水面に倒立させ、球のところを暖めることによって水面が変化することを示す「空気温度計」を発明したことで生まれたとされている説がひとつ。
もうひとつは、空気温度計を発明したのはガリレオ・ガリレイ氏ではなく、彼の友人であるサントーリオ・サントーリオ氏だという説だ。
どちらにせよ、すばらしい発明であることには変わりないがな。

 

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本日の気温は18度。

雨もやんで、絶好の散歩日和である。
吾輩も外の空気を吸いにいくとしよう。

 

いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。自作の撮影キットは段ボールを使った優れもの。しかし、水に弱いのが玉に瑕である。