ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

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統一地方選挙と無投票当選

ごきげんよう
チョーセキである。

 

今回の不定期更新は、いつもユニークな吾輩の真面目な一面をお見せしようと思う。
最近、駅前や街中で普段お目にかかれないものが存在していることは知っているな?
そう。
世間は統一地方選挙後半戦真っ只中なのだよ。
街頭演説や選挙ポスター、選挙カーに選挙自転車などなど。
候補者によってその戦略は様々だ。

 

さあ、前置きはこれくらいにしようか。
ここからは選挙の歴史と投票のやり方について説明するぞ。

 

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現在はこういう封筒に世帯全員分の投票所入場券が封入されてポストに届く。
では、選挙が始まったばかりの頃はどうだったのか。

 

日本で選挙が行なわれるようになったのは1890年。
大日本帝国憲法が発布された翌年の衆議院選挙、これが最初の選挙だったのだよ。
しかし、このとき投票権があったのは直接国税を15円以上おさめている満25才以上の男性に限られていて、結果全人口の1%の人しか投票できなかった。
まあ、無理もない。
当時の15円は今の物価で換算すると60万円~70万円だぞ?
一般市民ではなかなか手が届かない金額だろう。

 

こうなるともちろん批判が出る。
それを受けて1925年には25才以上のすべての男性に選挙権を手に入れ、さらにその20年後の1945年。
満20才以上の男女すべての日本国民が選挙権を持つようになった。
そして2016年、最近の出来事だ。
公職選挙の選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる法改正・選挙制度改正が施行。
18歳選挙権が適用されるようになったのだよ。

 

選挙は候補者の誰に投票してもいい。
そしてまた、誰にも投票しないことも自由なのだ。

 

ニュースをチェックしているキミはもう知っているかもしれないが、統一地方選で無投票続出していること、これが大きな社会問題になっている。
日本は民主主義国家。
それなのに今回の選挙は全国41道府県議選、過去最高の無投票当選率とのことだ。
国民が代表を選ぶはずのシステムなのに、無投票当選した代表は果たして選ばれたと言えるのだろうか?
しかし、当選してしまえば代表となる。
それが選挙なのだよ。
……ああ、難しい問題だな。

 

悩んだら行動するのもひとつの手だぞ。

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とにかく期日に指定の場所へ行って投票すればいい。
話はそれからだ。
投票日当日が忙しい人向けに、期日前投票というシステムもある。
これは人によって場所や日程が違うだろうから、各自チェックしてくれ。

……なんだね?
投票のやり方?

 

自分の信念に基づき候補者を選ぶ!
大事なのはそこだけだ!

 

後は受付の人が親切に案内してくれる。
流れに身を任せるのだ。
それもまた文化だからな。

 

いかがだったかな?
こんな感じで来週も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。マーケティングなのでもちろん選挙にも注目しているが、眠くなるのでコーヒーのお代わりが必須。