ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

日本・海外の文化をたのしくお届けしたいネコ

お好み焼き

はい、ごきげんよう
Kです。

 

昼間はすっかりぽかぽか陽気ですね。
風が強いときもありますが、やっぱりこれくらいの気候が過ごしやすいのではないかなと思います。
そんなわけで、今回はおいしいものを探しに外へ行ってきましたよ。

 

f:id:nekonekomanabu:20190419173624j:plain

大阪名物でお馴染み、お好み焼きです。
……このフレーズ、前にも使いましたね。

 

nekonekomanabu.hatenablog.jp

 同じ粉ものですが、たこ焼きとお好み焼きではルーツが全然違うんです。
お好み焼きは、実は大阪発祥の食べ物ではないんです。
しかも、最初はお菓子だったんですよ。
厳密に言うと、お好み焼きになる前のものの作り方、その始まりがお菓子だったわけですが……。
順を追ってお話しましょう。

 

日本では、古くから小麦を食べる習慣がありました。
でも、この当時は粒のまま調理していたそうです。
時は流れ、安土・桃山時代
このときから小麦を粉にして溶いて焼くという調理法が始まりました。
そうして作られたお菓子は『麩の焼』と呼ばれ 、 千利休が催した『利休百会記』というお茶会の茶菓子として出されていたようです。
麩の焼は、水で溶いた小麦粉を伸ばして薄く焼いたものに芥子の実などを入れ、山椒味噌や砂糖を塗って挟んだクレープのようなお菓子だったみたいですよ。
ちなみに、今でもちゃんと和菓子屋さんにあるお菓子です。

 

話を戻しましょう。
江戸時代末期には、溶いた小麦粉を鉄板や鋳物鍋に流し込んで焼いて食べるという調理法が一般化され、広まりました。
そして、明治。
たこ焼きのときにも書きましたが、東京でもんじゃ焼きが生まれました。
この後にどんどん焼きが広まり、一方の近畿地方では『一銭洋食』と呼ばれる水に溶いた小麦粉を薄く焼いたものが子供達のおやつとして食べられていました。
当時はソースをかければ何でも洋食扱いだったそうで、一銭で買えることからそう呼ばれていたんだとか。
ですが、大人が食べるには一銭洋食では物足りなかったみたいです。

 

戦後の日本は食べ物が少なかったため、 一銭洋食にキャベツをたくさん入れるようになりました。
こうなるともうお菓子ではなく、主食ですね。
現代では、キャベツ、お肉、魚介類。
忘れちゃいけない変わり種に、お餅やカレーが入っているものもあります。
好きなものを入れて食べる、『お好み焼き』はこうして定着していきました。

 

家庭で手軽に作ることができるお好み焼き。
でも、鉄板で焼きたい日もあるんです。
ここからは、オススメのお好み焼き屋さんをいくつか紹介していきましょう。
関西風を取り扱っている店舗だけでお送りします。

 

月島名物もんじゃ だるま

もんじゃもおいしそうでしたが、今回はお好み焼きで。
お店の方が焼いてくれるので安心です。
大きな海老が乗っている焼きそばもおいしそうでした。

 

おかん

www.ocan.jp

名前に惹かれました。
もちろんメニューのイチオシも特製おかん焼き。
店内は落ち着いた雰囲気で女性同士のお客さんもたくさん見かけました。
しかし、『おかん』さんには会えませんでした。残念。

 

津久井

とってもリーズナブルな老舗。
お好み焼きの他に釜飯やお茶漬けもあり、とても気になりました。

 

f:id:nekonekomanabu:20190419174142j:plain


そんな『津久井』さん。
『』をつけないと完全に人名です。

 

さて、初お披露目ですね。

f:id:nekonekomanabu:20190419174258j:plain
こう見えて、お好み焼きをひっくり返すのは得意なんです。

得意なんですが。

f:id:nekonekomanabu:20190419174327j:plain

マヨネーズに興味を示してまったく全然ちっとも焼き始めないワタシを気づかってくれた優しい店員さんが焼いてくれるとのことで。

f:id:nekonekomanabu:20190419174434j:plain

お任せしちゃいました。

f:id:nekonekomanabu:20190419174500j:plain

f:id:nekonekomanabu:20190419174502j:plain
やはりお上手です。

f:id:nekonekomanabu:20190419174554j:plain
お皿に乗せてもかわいい。
店員さん、ありがとうございました。

 

肝心のお好み焼きは生地がふかふか。
キャベツ、紅しょうが、豚肉がたくさん入っていてボリューム満点でした。
余談ですが、お好み焼き屋さんで雰囲気のあるジャズピアノが流れるお店は初めてでした。
ピアノ好きとしてはどなたの趣味なのか気になりつつ、完食です。
ごちそうさまでした。

 

それでは、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

それでは、またの機会に。


PROFILE

f:id:nekonekomanabu:20190301134012j:plain

K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。家の壁紙を貼り替えたいが、ソファーが重すぎて動かせない。難儀である。

統一地方選挙と無投票当選

ごきげんよう
チョーセキである。

 

今回の不定期更新は、いつもユニークな吾輩の真面目な一面をお見せしようと思う。
最近、駅前や街中で普段お目にかかれないものが存在していることは知っているな?
そう。
世間は統一地方選挙後半戦真っ只中なのだよ。
街頭演説や選挙ポスター、選挙カーに選挙自転車などなど。
候補者によってその戦略は様々だ。

 

さあ、前置きはこれくらいにしようか。
ここからは選挙の歴史と投票のやり方について説明するぞ。

 

f:id:nekonekomanabu:20190416153357j:plain

 

現在はこういう封筒に世帯全員分の投票所入場券が封入されてポストに届く。
では、選挙が始まったばかりの頃はどうだったのか。

 

日本で選挙が行なわれるようになったのは1890年。
大日本帝国憲法が発布された翌年の衆議院選挙、これが最初の選挙だったのだよ。
しかし、このとき投票権があったのは直接国税を15円以上おさめている満25才以上の男性に限られていて、結果全人口の1%の人しか投票できなかった。
まあ、無理もない。
当時の15円は今の物価で換算すると60万円~70万円だぞ?
一般市民ではなかなか手が届かない金額だろう。

 

こうなるともちろん批判が出る。
それを受けて1925年には25才以上のすべての男性に選挙権を手に入れ、さらにその20年後の1945年。
満20才以上の男女すべての日本国民が選挙権を持つようになった。
そして2016年、最近の出来事だ。
公職選挙の選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる法改正・選挙制度改正が施行。
18歳選挙権が適用されるようになったのだよ。

 

選挙は候補者の誰に投票してもいい。
そしてまた、誰にも投票しないことも自由なのだ。

 

ニュースをチェックしているキミはもう知っているかもしれないが、統一地方選で無投票続出していること、これが大きな社会問題になっている。
日本は民主主義国家。
それなのに今回の選挙は全国41道府県議選、過去最高の無投票当選率とのことだ。
国民が代表を選ぶはずのシステムなのに、無投票当選した代表は果たして選ばれたと言えるのだろうか?
しかし、当選してしまえば代表となる。
それが選挙なのだよ。
……ああ、難しい問題だな。

 

悩んだら行動するのもひとつの手だぞ。

f:id:nekonekomanabu:20190416153357j:plain
とにかく期日に指定の場所へ行って投票すればいい。
話はそれからだ。
投票日当日が忙しい人向けに、期日前投票というシステムもある。
これは人によって場所や日程が違うだろうから、各自チェックしてくれ。

……なんだね?
投票のやり方?

 

自分の信念に基づき候補者を選ぶ!
大事なのはそこだけだ!

 

後は受付の人が親切に案内してくれる。
流れに身を任せるのだ。
それもまた文化だからな。

 

いかがだったかな?
こんな感じで来週も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

f:id:nekonekomanabu:20190201172416j:plain

チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。マーケティングなのでもちろん選挙にも注目しているが、眠くなるのでコーヒーのお代わりが必須。

ゴールデンウイークに寄りたい土産屋in上野

ごきげんよう
チョーセキである。

 

もういくつ寝るとやってくる……。

 

その名も、ゴールデンウィーク
日本ではなんとびっくり十連休だ。

 

これは遊びに出かけなくてはなるまい。
日本は楽しいところや歴史ある建物がいっぱいあるからな。
賑やかな街、行く先々で目にする店。
出かけた記念に、その土地にまつわるものを持ち帰るのも一興だろう。

 

そんなわけで、今週と来週の二回に渡って吾輩オススメの土産屋を紹介するぞ。
休み明けの業務のことは一旦忘れて、ゴールデンウィークを存分に楽しもうではないか!

 

今回のオススメスポットは東京・上野だ。
動物園や博物館、美術館にアメヤ横丁。
一日では足りないくらい観光する場所がたくさんあるぞ。
日本人だけでなく外国人旅行客も多いからか、案内板も親切なところがポイントだな。
しかし、キミ。
旅行客の方に道を聞かれたら快く助けてあげてくれ。
「情けは人の為ならず」だ。
吾輩との約束だぞ。

 

さて、本題に入ろうか。
ここからは三つ続けて紹介していくとしよう。

www.ameyoko.jpアメヤ横丁

略称はアメ横
食べ物から何だかよくわからないものまでいろいろある、それがここアメヤ横丁だ。
値段もお手頃なものが多い。食べ歩きするだけでも楽しいぞ。
おっと、焼き小籠包を食べるときは火傷に注意が必要だ。
吾輩も常に気をつけている。

 

f:id:nekonekomanabu:20190415151037j:plain

www.jreast.co.jp

www.jreast.co.jpのもの

f:id:nekonekomanabu:20190415151155j:plain

f:id:nekonekomanabu:20190415151157j:plain

JR駅構内、ここには東日本のご当地グルメが集結している。
JR東日本が展開しているため、置いてある商品も東日本の名産品が多いぞ。
日本各地を巡るのは難しいが、地元のおいしいものはほしい。
そんなキミにうってつけの土産物屋だ。
ぜひ足を運んでくれたまえ。

 

f:id:nekonekomanabu:20190415151241j:plain

uenoland.com上野ランド

f:id:nekonekomanabu:20190415151343j:plain

エキュート上野の中にある店舗。
こちらでは地元との共生をテーマにしているとのことだ。
店内には上野地区の美術館や博物館が監修を行っている『パンダ』モチーフの限定商品などがあり、『想い出を形にして持ち帰る』をコンセプトに展開しているぞ。
上野土産にはぴったりだな。

 

いかがだったかな?
こんな感じで来週も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

f:id:nekonekomanabu:20190201172416j:plain
チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。長期休暇は旅行したいタイプ。場所は日本だったり海外だったり、そのときの気分と予算次第で変えている。概ね予算の割合が大きい。

たこ焼き

はい、ごきげんよう
Kです。

 

春なのに寒い日が続いていますね。
とある地域では桜が咲いているのに積雪しているなんてこともあったみたいですよ。
春用のコートはもうしばらくお預けですね。

さて、このブログではどら焼きや大福といった変わり種のあるものを紹介してきました。
これがまたおいしいんです。
オーソドックスなものももちろんいいです。
でも、たまには違ったものが食べたいというわけで。
今回はこちらを紹介していきましょう。

 

f:id:nekonekomanabu:20190412173722j:plain

大阪名物でお馴染み、たこ焼きです。
手軽でおいしく、中身のバリエーションがいろいろ変えられるので、たこ焼き器のあるご家庭も多いのではないでしょうか。
余談なんですが、関西出身の友人はみんなたこ焼き器を持っています。
もしかしたら必須科目アイテムなのかもしれませんね。

 

たこ焼きは時代と共に食べやすいよう進化した食べ物です。

 

その前身は、明治時代に生まれたもんじゃ焼き
しかし、もんじゃ焼きはお持ち帰りできない食べ物です。
確かに、固形ではないから持って帰ろうとすると大変なことになってしまいます。
ということを踏まえ、水分を少なくして焼いた『どんどん焼き』が誕生しました。
次に、大正時代。
どんどん焼きは関西で『一銭洋食』と呼ばれ、これを元に小麦粉を水で溶いたものに紅しょうがやジャコエビを入れて丸く焼いた『ちょぼ焼き』が生まれました。
ちょぼ焼きはソースや醤油などをかけて食べていたそうです。
縁日で売られたり、ご家庭で作られたりするようになったのもこの頃からみたいですよ。
たこは入っていないですが、もうほとんどたこ焼きですね。
たこは入っていないですが。
大事なことなので二回言いました。

 

続けます。
同じく大正時代、ちょぼ焼きの後に『ラジオ焼き』が生まれました。
お出汁で溶いた小麦粉にこんにゃくやスジ肉を入れて丸く焼いたもので、大きさはちょぼ焼きより少し大きめ。
当時、ラジオ焼きはハイカラな食べ物だったようです。
その名前の由来になっているラジオも、この時代ではハイカラな物だったからという説が有力です。

 

そして、昭和八年。
大阪・会津屋の創業者である遠藤留吉さんがラジオ焼きの具に牛肉を入れて、『肉焼き』を作りました。
でも、この肉焼き。
思ったより反響がなかったみたいです。
ここで諦めていたら、たこ焼きは生まれなかったでしょう。
遠藤さんは、当時お店に来たお客さんから明石焼きの話を聞き、その影響を受けてラジオ焼きの中にたこと鶏卵入れるようになったと言われています。
『たこ焼き』という名称もこのときについたみたいですね。

 

長くなってしまいました。
でも、もう少しだけお付き合い下さい。

 

そんなたこ焼き。
今ではいろいろな変わり種があるんです。
ここからはその一部をご紹介しますね。

 

チーズ明太子
チーズと明太子が入ったたこ焼き。おいしい。

 

てりたま
テリヤキソースにタマゴサラダがかかったたこ焼き。

 

ねぎだこ
天汁につけて食べるたこ焼き。ネギたっぷりです。

 

こちらはすべて銀だこさんで食べられる変わり種です。

 

www.gindaco.com

ワタシは銀だこさんの社員ではないのですが、都内で気軽に食べられる変わり種たこ焼きなら銀だこさんがオススメです。
もちろん社員ではないので個人的なオススメですよ?

 

さて、お腹がすいてきましたね。
たこ焼きタイムにしましょう。

 

f:id:nekonekomanabu:20190412173930j:plain
なんの捻りもなく銀だこさんです。
舟皿に入っているたこ焼きは、なぜこんなにもおいしそうなんでしょう。
ソースのいい匂いがするのもポイントですね。
どれも食べたくて目移りしてしまいます。

 

f:id:nekonekomanabu:20190412173722j:plain

こちら六個入り。
ねぎマヨは期間限定です。
ぜひ食べてみてくださいね。

 

それでは、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

 

またの機会に。


PROFILE

f:id:nekonekomanabu:20190301134012j:plain
K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。引っ越したばかりでまだ人を呼べる状態ではないが、家に友人を招くのは好きらしい。鍋のときが多いけれど、そのうちたこ焼き器も導入されるのかと思う今日この頃。

日本紙幣新デザイン発表

ごきげんよう
チョーセキである。

 

特に決まっていない曜日でも話題があれば取り上げる。
それが不定期というものなのだよ。
または気まぐれとも言う。

 

さて、早速だが。
キミはニュースをよく見るタイプだろうか?
よく見ていても見ていなくても話を続けるぞ。
何せこれは、新しい歴史の1ページになる出来事だからな。

f:id:nekonekomanabu:20190411172305j:plain

先日、財務省から2024年度上期を目処に新デザインの紙幣と500円硬貨を発行するという発表があった。

 

500円は一旦置いておくとして。
それぞれの変更点は下記のとおりだ。

 

一万円札
福沢諭吉→実業家の渋沢栄一

五千円札
樋口一葉→教育者の津田梅子

千円札
野口英世→医学者・細菌学者の北里柴三郎

 

特に一万円札は、肖像が約40年ぶりに福沢諭吉から上記へ変更となる。
慣れ親しんだものが変わってしまうのは少し寂しい気もするな。
しかし、その寂しさも時代は変化するから得られる感情なのだよ。

 

新しい紙幣には驚きの最先端ホログラム技術が取り入れられるらしい。
これは世界初の試みだ。
日本の紙幣デザインが変わることを知った海外の方々がザワザワしている原因のひとつはこれかもしれないな。
そして、目の不自由な人が指先の感触で識別できるユニバーサルデザインの改善に力を入れるという。
数字のフォントが他のフォントと違うのはこのためなのだろうか?
何にせよ、より良いものになることを願っているぞ。

 

紙幣のデザインは約20年ごとに改札を行っており、今回も偽造防止を強化することが目的とのこと。
吾輩個人的な意見としては今までのものとかなり印象が違っていて、かなり前衛的だと思ったな。

 

せっかくだ。
少し歴史についても記しておくとしよう。
日本紙幣の発端は遡ること1600年。
この頃に現在の三重県である伊勢山田地方にいた商人が、お釣りのかわりに渡していた「山田羽書(やまだはがき)」という証書が最古のものだとされている。
ただ、山田羽書は私札ゆえ、社会に浸透しているわけではなかった。
紙幣が一般に普及し始めたのは江戸時代になってからみたいだな。
それまでは金属でできた硬貨が主流だったが、文明が発達して人口も増えた社会の流れに合わせ、安価で大量に製造できる紙幣が生まれたのだよ。
確かに、金属より紙の方が軽くて原材料もお手頃だからな。
納得の理由だ。

 

江戸時代から始まった文化が今ではホログラム技術を取り入れたものに……。
実に感慨深いな。
しかし、キャッシュレス決済の推進はどうするのだろうか。
こちらも時代の流れとしては間違っていないはずだ。

 

新デザイン紙幣とキャッシュレス決済。
今後も続報に目を光らせておかなければならないな。

 

いかがだっただろうか。
たまにはこういう話もいいだろう?
世の中の流れに身を任せる。
これも日本を楽しむことのひとつなのだよ。
異論は認める。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

f:id:nekonekomanabu:20190201172416j:plain

チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。マーケティング担当としては最新ニュースや流行は常にチェックしておきたいお年頃。

花祭り

ごきげんよう
チョーセキである。

 

春だな。
春はすばらしいぞ。
まず暖かい。部屋から出ようという気になる。
外の刺激に触れることによって、インスピレーションが生まれるのだよ……。
だからこれは断じてさぼっているわけではない。
ちょっと牛乳が切れたから買いに行っているだけだ。
断じて!
さぼっているわけではない……!

 

さて、今日も日本の四季折々の行事やちょっと変わった特別な日を紹介していくぞ。
吾輩、真面目だからな。
三日坊主ではないのだよ。

 

今日、四月八日は『花祭り』。
美しい花を愛でることもこう呼ぶが、今回は仏教を開いた釈迦の誕生日について話そう。

 

仏教なら宗派を問わず祝われる、それがこの花祭りだ。
釈迦は生まれてすぐに立ち上がって七歩歩いたらしい。
しかもそれだけではなく、右手で天、左手で地を指さしながら、「天上天下唯我独尊」と言葉も発したそうだ。
他には、九頭の竜が天から芳しい甘露を吐いて産湯を満たしたという伝承もある。
これが由来となって、花祭りは仏像に煎じた甘茶を注いで参拝するようになったのだ。
甘茶はその名前の通り、飲むと甘い感じがする。
花粉症にも効くという話もあるぞ。
しかし、匂いは全然甘くないしお茶らしくもない。
吾輩の語彙力をフル稼働して言うと……。
なんというか、体にいい匂いだな。
独特の香りがするこの甘茶。
花祭りでは振る舞ってくれるところもあるとのことなので、その香りと味をぜひとも楽しんでほしい。

 

これは余談だが。
吾輩の調べたところ、八百万の神がいるからか日本人は無宗教な者が多い。
いやいや、まったく無宗教者ばかりというわけではないぞ。
あくまで吾輩調べ、だ。
とはいえ、イエスの聖誕祭であるクリスマスほど花祭りが広まっていないのは海外の人々から見れば少し不思議に思うだろう。
なにせ正月になるとクリスマスツリーの代わりに門松が置かれる国だ。
結婚式を教会で挙げたり、神社で挙げたり……。
そういう奔放で自由なところが日本の面白さかもしれない。
……いや、どうだろう?
違うかもしれないな。

 

f:id:nekonekomanabu:20190408172411j:plain

f:id:nekonekomanabu:20190408172507j:plain

駒沢大学 禅文化歴史博物館

www.komazawa-u.ac.jp

ほら、さぼっていなかっただろう?
実は吾輩はこのために外へ出たのだよ!


ここ、駒沢大学は仏教学部のある大学の一つだ。

f:id:nekonekomanabu:20190408172612j:plain

なんと!
今日は入学式だったのか。
通学路にスーツを着た人が多いとは思っていたが、まさか当日だったとは……。

 

f:id:nekonekomanabu:20190408172642j:plain

さて、目的を果たすとしよう。
駒澤大学では、花祭りを体験できる。
吾輩も案内に従って焼香と仏像に甘茶をかけてきたぞ。

 

f:id:nekonekomanabu:20190408172711j:plain

甘茶ももらえた。
本当に甘い。シロップほどではないが、甘い。

 

甘茶はないだろうが、今日以外の日ももちろん一般開放しているので要チェックだぞ。

 

いかがだったかな?
こんな感じで日本の行事や記念日を不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

f:id:nekonekomanabu:20190201172416j:plain

チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。コーヒーが大好き。インスタントには牛乳をたっぷり入れる。牛乳が切れるといつの間にか買いに行っているため、たまに不在。

大福

はい、ごきげんよう
Kです。
四月最初の一週間、どんな春をお過ごしでしょうか。
ワタシは引っ越ししたり、新しいことにチャレンジしたり慌ただしくも賑やかな毎日です。
そして、こんなバタバタしているときこそ、ほっと一息つけるものがほしくなるんですよね。

f:id:nekonekomanabu:20190404172442j:plain


前回のお餅繋がりで、今回は大福です。

 

nekonekomanabu.hatenablog.jp

 

コンビニやスーパーのレジ前にあるとついつい買ってしまう和菓子の一つなんですよ。
これに緑茶があれば最高です。
ほうじ茶でも可です。

続きを読む