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日本紙幣新デザイン発表

ごきげんよう
チョーセキである。

 

特に決まっていない曜日でも話題があれば取り上げる。
それが不定期というものなのだよ。
または気まぐれとも言う。

 

さて、早速だが。
キミはニュースをよく見るタイプだろうか?
よく見ていても見ていなくても話を続けるぞ。
何せこれは、新しい歴史の1ページになる出来事だからな。

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先日、財務省から2024年度上期を目処に新デザインの紙幣と500円硬貨を発行するという発表があった。

 

500円は一旦置いておくとして。
それぞれの変更点は下記のとおりだ。

 

一万円札
福沢諭吉→実業家の渋沢栄一

五千円札
樋口一葉→教育者の津田梅子

千円札
野口英世→医学者・細菌学者の北里柴三郎

 

特に一万円札は、肖像が約40年ぶりに福沢諭吉から上記へ変更となる。
慣れ親しんだものが変わってしまうのは少し寂しい気もするな。
しかし、その寂しさも時代は変化するから得られる感情なのだよ。

 

新しい紙幣には驚きの最先端ホログラム技術が取り入れられるらしい。
これは世界初の試みだ。
日本の紙幣デザインが変わることを知った海外の方々がザワザワしている原因のひとつはこれかもしれないな。
そして、目の不自由な人が指先の感触で識別できるユニバーサルデザインの改善に力を入れるという。
数字のフォントが他のフォントと違うのはこのためなのだろうか?
何にせよ、より良いものになることを願っているぞ。

 

紙幣のデザインは約20年ごとに改札を行っており、今回も偽造防止を強化することが目的とのこと。
吾輩個人的な意見としては今までのものとかなり印象が違っていて、かなり前衛的だと思ったな。

 

せっかくだ。
少し歴史についても記しておくとしよう。
日本紙幣の発端は遡ること1600年。
この頃に現在の三重県である伊勢山田地方にいた商人が、お釣りのかわりに渡していた「山田羽書(やまだはがき)」という証書が最古のものだとされている。
ただ、山田羽書は私札ゆえ、社会に浸透しているわけではなかった。
紙幣が一般に普及し始めたのは江戸時代になってからみたいだな。
それまでは金属でできた硬貨が主流だったが、文明が発達して人口も増えた社会の流れに合わせ、安価で大量に製造できる紙幣が生まれたのだよ。
確かに、金属より紙の方が軽くて原材料もお手頃だからな。
納得の理由だ。

 

江戸時代から始まった文化が今ではホログラム技術を取り入れたものに……。
実に感慨深いな。
しかし、キャッシュレス決済の推進はどうするのだろうか。
こちらも時代の流れとしては間違っていないはずだ。

 

新デザイン紙幣とキャッシュレス決済。
今後も続報に目を光らせておかなければならないな。

 

いかがだっただろうか。
たまにはこういう話もいいだろう?
世の中の流れに身を任せる。
これも日本を楽しむことのひとつなのだよ。
異論は認める。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。マーケティング担当としては最新ニュースや流行は常にチェックしておきたいお年頃。