ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

日本・海外の文化をたのしくお届けしたいネコ

お好み焼き

はい、ごきげんよう
Kです。

 

昼間はすっかりぽかぽか陽気ですね。
風が強いときもありますが、やっぱりこれくらいの気候が過ごしやすいのではないかなと思います。
そんなわけで、今回はおいしいものを探しに外へ行ってきましたよ。

 

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大阪名物でお馴染み、お好み焼きです。
……このフレーズ、前にも使いましたね。

 

nekonekomanabu.hatenablog.jp

 同じ粉ものですが、たこ焼きとお好み焼きではルーツが全然違うんです。
お好み焼きは、実は大阪発祥の食べ物ではないんです。
しかも、最初はお菓子だったんですよ。
厳密に言うと、お好み焼きになる前のものの作り方、その始まりがお菓子だったわけですが……。
順を追ってお話しましょう。

 

日本では、古くから小麦を食べる習慣がありました。
でも、この当時は粒のまま調理していたそうです。
時は流れ、安土・桃山時代
このときから小麦を粉にして溶いて焼くという調理法が始まりました。
そうして作られたお菓子は『麩の焼』と呼ばれ 、 千利休が催した『利休百会記』というお茶会の茶菓子として出されていたようです。
麩の焼は、水で溶いた小麦粉を伸ばして薄く焼いたものに芥子の実などを入れ、山椒味噌や砂糖を塗って挟んだクレープのようなお菓子だったみたいですよ。
ちなみに、今でもちゃんと和菓子屋さんにあるお菓子です。

 

話を戻しましょう。
江戸時代末期には、溶いた小麦粉を鉄板や鋳物鍋に流し込んで焼いて食べるという調理法が一般化され、広まりました。
そして、明治。
たこ焼きのときにも書きましたが、東京でもんじゃ焼きが生まれました。
この後にどんどん焼きが広まり、一方の近畿地方では『一銭洋食』と呼ばれる水に溶いた小麦粉を薄く焼いたものが子供達のおやつとして食べられていました。
当時はソースをかければ何でも洋食扱いだったそうで、一銭で買えることからそう呼ばれていたんだとか。
ですが、大人が食べるには一銭洋食では物足りなかったみたいです。

 

戦後の日本は食べ物が少なかったため、 一銭洋食にキャベツをたくさん入れるようになりました。
こうなるともうお菓子ではなく、主食ですね。
現代では、キャベツ、お肉、魚介類。
忘れちゃいけない変わり種に、お餅やカレーが入っているものもあります。
好きなものを入れて食べる、『お好み焼き』はこうして定着していきました。

 

家庭で手軽に作ることができるお好み焼き。
でも、鉄板で焼きたい日もあるんです。
ここからは、オススメのお好み焼き屋さんをいくつか紹介していきましょう。
関西風を取り扱っている店舗だけでお送りします。

 

月島名物もんじゃ だるま

もんじゃもおいしそうでしたが、今回はお好み焼きで。
お店の方が焼いてくれるので安心です。
大きな海老が乗っている焼きそばもおいしそうでした。

 

おかん

www.ocan.jp

名前に惹かれました。
もちろんメニューのイチオシも特製おかん焼き。
店内は落ち着いた雰囲気で女性同士のお客さんもたくさん見かけました。
しかし、『おかん』さんには会えませんでした。残念。

 

津久井

とってもリーズナブルな老舗。
お好み焼きの他に釜飯やお茶漬けもあり、とても気になりました。

 

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そんな『津久井』さん。
『』をつけないと完全に人名です。

 

さて、初お披露目ですね。

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こう見えて、お好み焼きをひっくり返すのは得意なんです。

得意なんですが。

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マヨネーズに興味を示してまったく全然ちっとも焼き始めないワタシを気づかってくれた優しい店員さんが焼いてくれるとのことで。

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お任せしちゃいました。

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やはりお上手です。

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お皿に乗せてもかわいい。
店員さん、ありがとうございました。

 

肝心のお好み焼きは生地がふかふか。
キャベツ、紅しょうが、豚肉がたくさん入っていてボリューム満点でした。
余談ですが、お好み焼き屋さんで雰囲気のあるジャズピアノが流れるお店は初めてでした。
ピアノ好きとしてはどなたの趣味なのか気になりつつ、完食です。
ごちそうさまでした。

 

それでは、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

それでは、またの機会に。


PROFILE

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K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。家の壁紙を貼り替えたいが、ソファーが重すぎて動かせない。難儀である。