ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

日本・海外の文化をたのしくお届けしたいネコ

たこ焼き

はい、ごきげんよう
Kです。

 

春なのに寒い日が続いていますね。
とある地域では桜が咲いているのに積雪しているなんてこともあったみたいですよ。
春用のコートはもうしばらくお預けですね。

さて、このブログではどら焼きや大福といった変わり種のあるものを紹介してきました。
これがまたおいしいんです。
オーソドックスなものももちろんいいです。
でも、たまには違ったものが食べたいというわけで。
今回はこちらを紹介していきましょう。

 

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大阪名物でお馴染み、たこ焼きです。
手軽でおいしく、中身のバリエーションがいろいろ変えられるので、たこ焼き器のあるご家庭も多いのではないでしょうか。
余談なんですが、関西出身の友人はみんなたこ焼き器を持っています。
もしかしたら必須科目アイテムなのかもしれませんね。

 

たこ焼きは時代と共に食べやすいよう進化した食べ物です。

 

その前身は、明治時代に生まれたもんじゃ焼き
しかし、もんじゃ焼きはお持ち帰りできない食べ物です。
確かに、固形ではないから持って帰ろうとすると大変なことになってしまいます。
ということを踏まえ、水分を少なくして焼いた『どんどん焼き』が誕生しました。
次に、大正時代。
どんどん焼きは関西で『一銭洋食』と呼ばれ、これを元に小麦粉を水で溶いたものに紅しょうがやジャコエビを入れて丸く焼いた『ちょぼ焼き』が生まれました。
ちょぼ焼きはソースや醤油などをかけて食べていたそうです。
縁日で売られたり、ご家庭で作られたりするようになったのもこの頃からみたいですよ。
たこは入っていないですが、もうほとんどたこ焼きですね。
たこは入っていないですが。
大事なことなので二回言いました。

 

続けます。
同じく大正時代、ちょぼ焼きの後に『ラジオ焼き』が生まれました。
お出汁で溶いた小麦粉にこんにゃくやスジ肉を入れて丸く焼いたもので、大きさはちょぼ焼きより少し大きめ。
当時、ラジオ焼きはハイカラな食べ物だったようです。
その名前の由来になっているラジオも、この時代ではハイカラな物だったからという説が有力です。

 

そして、昭和八年。
大阪・会津屋の創業者である遠藤留吉さんがラジオ焼きの具に牛肉を入れて、『肉焼き』を作りました。
でも、この肉焼き。
思ったより反響がなかったみたいです。
ここで諦めていたら、たこ焼きは生まれなかったでしょう。
遠藤さんは、当時お店に来たお客さんから明石焼きの話を聞き、その影響を受けてラジオ焼きの中にたこと鶏卵入れるようになったと言われています。
『たこ焼き』という名称もこのときについたみたいですね。

 

長くなってしまいました。
でも、もう少しだけお付き合い下さい。

 

そんなたこ焼き。
今ではいろいろな変わり種があるんです。
ここからはその一部をご紹介しますね。

 

チーズ明太子
チーズと明太子が入ったたこ焼き。おいしい。

 

てりたま
テリヤキソースにタマゴサラダがかかったたこ焼き。

 

ねぎだこ
天汁につけて食べるたこ焼き。ネギたっぷりです。

 

こちらはすべて銀だこさんで食べられる変わり種です。

 

www.gindaco.com

ワタシは銀だこさんの社員ではないのですが、都内で気軽に食べられる変わり種たこ焼きなら銀だこさんがオススメです。
もちろん社員ではないので個人的なオススメですよ?

 

さて、お腹がすいてきましたね。
たこ焼きタイムにしましょう。

 

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なんの捻りもなく銀だこさんです。
舟皿に入っているたこ焼きは、なぜこんなにもおいしそうなんでしょう。
ソースのいい匂いがするのもポイントですね。
どれも食べたくて目移りしてしまいます。

 

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こちら六個入り。
ねぎマヨは期間限定です。
ぜひ食べてみてくださいね。

 

それでは、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

 

またの機会に。


PROFILE

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K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。引っ越したばかりでまだ人を呼べる状態ではないが、家に友人を招くのは好きらしい。鍋のときが多いけれど、そのうちたこ焼き器も導入されるのかと思う今日この頃。

日本紙幣新デザイン発表

ごきげんよう
チョーセキである。

 

特に決まっていない曜日でも話題があれば取り上げる。
それが不定期というものなのだよ。
または気まぐれとも言う。

 

さて、早速だが。
キミはニュースをよく見るタイプだろうか?
よく見ていても見ていなくても話を続けるぞ。
何せこれは、新しい歴史の1ページになる出来事だからな。

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先日、財務省から2024年度上期を目処に新デザインの紙幣と500円硬貨を発行するという発表があった。

 

500円は一旦置いておくとして。
それぞれの変更点は下記のとおりだ。

 

一万円札
福沢諭吉→実業家の渋沢栄一

五千円札
樋口一葉→教育者の津田梅子

千円札
野口英世→医学者・細菌学者の北里柴三郎

 

特に一万円札は、肖像が約40年ぶりに福沢諭吉から上記へ変更となる。
慣れ親しんだものが変わってしまうのは少し寂しい気もするな。
しかし、その寂しさも時代は変化するから得られる感情なのだよ。

 

新しい紙幣には驚きの最先端ホログラム技術が取り入れられるらしい。
これは世界初の試みだ。
日本の紙幣デザインが変わることを知った海外の方々がザワザワしている原因のひとつはこれかもしれないな。
そして、目の不自由な人が指先の感触で識別できるユニバーサルデザインの改善に力を入れるという。
数字のフォントが他のフォントと違うのはこのためなのだろうか?
何にせよ、より良いものになることを願っているぞ。

 

紙幣のデザインは約20年ごとに改札を行っており、今回も偽造防止を強化することが目的とのこと。
吾輩個人的な意見としては今までのものとかなり印象が違っていて、かなり前衛的だと思ったな。

 

せっかくだ。
少し歴史についても記しておくとしよう。
日本紙幣の発端は遡ること1600年。
この頃に現在の三重県である伊勢山田地方にいた商人が、お釣りのかわりに渡していた「山田羽書(やまだはがき)」という証書が最古のものだとされている。
ただ、山田羽書は私札ゆえ、社会に浸透しているわけではなかった。
紙幣が一般に普及し始めたのは江戸時代になってからみたいだな。
それまでは金属でできた硬貨が主流だったが、文明が発達して人口も増えた社会の流れに合わせ、安価で大量に製造できる紙幣が生まれたのだよ。
確かに、金属より紙の方が軽くて原材料もお手頃だからな。
納得の理由だ。

 

江戸時代から始まった文化が今ではホログラム技術を取り入れたものに……。
実に感慨深いな。
しかし、キャッシュレス決済の推進はどうするのだろうか。
こちらも時代の流れとしては間違っていないはずだ。

 

新デザイン紙幣とキャッシュレス決済。
今後も続報に目を光らせておかなければならないな。

 

いかがだっただろうか。
たまにはこういう話もいいだろう?
世の中の流れに身を任せる。
これも日本を楽しむことのひとつなのだよ。
異論は認める。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。マーケティング担当としては最新ニュースや流行は常にチェックしておきたいお年頃。

花祭り

ごきげんよう
チョーセキである。

 

春だな。
春はすばらしいぞ。
まず暖かい。部屋から出ようという気になる。
外の刺激に触れることによって、インスピレーションが生まれるのだよ……。
だからこれは断じてさぼっているわけではない。
ちょっと牛乳が切れたから買いに行っているだけだ。
断じて!
さぼっているわけではない……!

 

さて、今日も日本の四季折々の行事やちょっと変わった特別な日を紹介していくぞ。
吾輩、真面目だからな。
三日坊主ではないのだよ。

 

今日、四月八日は『花祭り』。
美しい花を愛でることもこう呼ぶが、今回は仏教を開いた釈迦の誕生日について話そう。

 

仏教なら宗派を問わず祝われる、それがこの花祭りだ。
釈迦は生まれてすぐに立ち上がって七歩歩いたらしい。
しかもそれだけではなく、右手で天、左手で地を指さしながら、「天上天下唯我独尊」と言葉も発したそうだ。
他には、九頭の竜が天から芳しい甘露を吐いて産湯を満たしたという伝承もある。
これが由来となって、花祭りは仏像に煎じた甘茶を注いで参拝するようになったのだ。
甘茶はその名前の通り、飲むと甘い感じがする。
花粉症にも効くという話もあるぞ。
しかし、匂いは全然甘くないしお茶らしくもない。
吾輩の語彙力をフル稼働して言うと……。
なんというか、体にいい匂いだな。
独特の香りがするこの甘茶。
花祭りでは振る舞ってくれるところもあるとのことなので、その香りと味をぜひとも楽しんでほしい。

 

これは余談だが。
吾輩の調べたところ、八百万の神がいるからか日本人は無宗教な者が多い。
いやいや、まったく無宗教者ばかりというわけではないぞ。
あくまで吾輩調べ、だ。
とはいえ、イエスの聖誕祭であるクリスマスほど花祭りが広まっていないのは海外の人々から見れば少し不思議に思うだろう。
なにせ正月になるとクリスマスツリーの代わりに門松が置かれる国だ。
結婚式を教会で挙げたり、神社で挙げたり……。
そういう奔放で自由なところが日本の面白さかもしれない。
……いや、どうだろう?
違うかもしれないな。

 

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駒沢大学 禅文化歴史博物館

www.komazawa-u.ac.jp

ほら、さぼっていなかっただろう?
実は吾輩はこのために外へ出たのだよ!


ここ、駒沢大学は仏教学部のある大学の一つだ。

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なんと!
今日は入学式だったのか。
通学路にスーツを着た人が多いとは思っていたが、まさか当日だったとは……。

 

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さて、目的を果たすとしよう。
駒澤大学では、花祭りを体験できる。
吾輩も案内に従って焼香と仏像に甘茶をかけてきたぞ。

 

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甘茶ももらえた。
本当に甘い。シロップほどではないが、甘い。

 

甘茶はないだろうが、今日以外の日ももちろん一般開放しているので要チェックだぞ。

 

いかがだったかな?
こんな感じで日本の行事や記念日を不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。コーヒーが大好き。インスタントには牛乳をたっぷり入れる。牛乳が切れるといつの間にか買いに行っているため、たまに不在。

大福

はい、ごきげんよう
Kです。
四月最初の一週間、どんな春をお過ごしでしょうか。
ワタシは引っ越ししたり、新しいことにチャレンジしたり慌ただしくも賑やかな毎日です。
そして、こんなバタバタしているときこそ、ほっと一息つけるものがほしくなるんですよね。

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前回のお餅繋がりで、今回は大福です。

 

nekonekomanabu.hatenablog.jp

 

コンビニやスーパーのレジ前にあるとついつい買ってしまう和菓子の一つなんですよ。
これに緑茶があれば最高です。
ほうじ茶でも可です。

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あんぱんの日

ごきげんよう
チョーセキである。
最近めっきり出番がなくてさみしいぞ……。
確かに執筆業は大変だ。
たまには休みたい日もある。

だがしかし!
構われなさすぎもつらい!

作家とは難儀な生き物なのだ。
そこのところ、よく理解してもらえると嬉しい。

 

さて、どうするか。
毎週金曜日に更新しているようなものと同じでは面白くない。
なんというか、こう……。独創性が足りない。
もっと日本の文化や良いところを紹介したい……。
というわけで、これから不定期に日本の四季折々の行事やちょっと変わった特別な日を紹介していくぞ。

 

第一回目の今日、四月四日は『あんぱんの日』だ。

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お餅

はい、ごきげんよう
Kです。
三月も終わりが見えてきましたね。
新しい環境、新しい生活。慣れるまでは時間がかかるものだと思います。
でも、そんなときだからこそ変わらず愛されているものに触れてみるのはいかがでしょうか。


item.rakuten.co.jp

お正月の定番、お餅。
コンビニやスーパーで年中見かけますね。
しかし、本来お餅は特別なときにしか食べられないものだったんですよ。

 

縄文時代後期、稲作と共に東南アジアから伝わったとされるお餅。
当時は餅米ではなかったようですが、赤い色をしていて比較的お餅になりやすいお米だったそうです。
そんなお餅が祭事に欠かせなくなったのは奈良・平安時代
鏡餅らしきものがこの時代に記されており、その名残で現在もお正月などのお祝い事にお餅を添える習慣があるんですね。
そして、室町時代には茶道の茶菓子にも用いられるようになりました。

 

今では袋詰めにされて保存がきくこともあり、緊急時の非常食にもなっているのだとか。
時代に合わせて変化しても、ハレの日にお餅を食べる習慣は変わらない。
これからも大事にしていきたい文化ですね。

 

さて、お餅を取り扱っている店舗をいくつか覗いてみましょう。

 

『お餅と日本茶の喫茶 月光』

minowa-gekko.com

こちらのお餅はとにかくすごいです。機械ではなく、職人さんが毎日お餅を臼と杵でついて作っています。そして、お餅といっしょにお茶も楽しめるメニューもあります。

ぜひ時間に余裕をもって来店していただきたいお店ですね。

 

たねや

taneya.jp

お餅を使ったお手土産を探していて、真っ先に見つけたのがこのお店。

最中が有名ですが、今回は渋谷地区限定の渋谷餅をオススメしたいですね。限定という響きに弱いんです…。

 

『紀の善』

www.kinozen.co.jp

お雑煮なら断然オススメなのがこちらのお店。出汁がとてもおいしいです。もちろんお雑煮だけでなく、お汁粉やあんみつもありますよ。今回はお餅ですが、釜飯もかなり気になっています。

 

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渋谷東横のれん街店|東京店|店舗のご案内 | たねや

今回のピックアップ店舗は『たねや』さん。

 

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包装紙も包み方もかわいいです。

 

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こちらは五個入り。
黒蜜と黒須きな粉が別途ついています。
ぷるぷる食感のお餅の中には黒糖餡が入っていて、これだけでもおいしいです。
しかし、せっかくなので黒蜜ときな粉をかけていただきましょう。

 

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黒蜜を均等にかけたかったのに、なぜか一番最初にかけたお餅にいっぱいかかっていますが、そこは見なかったことにして。

 

黒蜜の味プラスきな粉増し増しでとても贅沢をしている気分になれます。
でも、できるならお皿に移して食べて下さい。
お餅を食べるたびにきな粉が溢れます。というか、溢れました。
欲張ってちょっとかけすぎましたね。
お皿を出す手間を惜しまず、おいしい一時を過ごして下さい。

 

それでは、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

 

それでは、またの機会に。


PROFILE

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K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。オフィス整備でネジを200本回したため手が痛い。人生最高にネジを回したので、当分ネジ回しはしたくない気分。

今川焼

はい、ごきげんよう
Kです。


日中はすっかり春の気温ですね。
ぽかぽか暖かい日はテラスやベンチでランチをしている方々もちらほら見かけるようになりました。

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