どら焼き
はい、ごきげんよう。
Kです。
3月ももう残り半分……。
時間があっという間に過ぎていく気がします。
そういえば、最近あちこちで引っ越し屋さんのトラックを見かけますね。
この街には新しい生活を始める人が多いみたいです。
時間と共に変わっていく……。人も文化も同じですね。
時代のニーズに合わせて変化していくんです。
今回の作品に関しても、それは例外ではありません。
とあるアニメのネコ型ロボットも大好きな和菓子、どら焼き。
その発祥は明確になっていないんだそうです。
現在の形になったのは大正時代からで、江戸時代のころは一枚の生地の端を折り畳んで四角くした中にあんこがある、今でいうところの『きんつば』みたいな見た目だったと言われていますね。
二枚の生地で挟むようになってからは、西洋の影響を受けて生地がホットケーキみたいになったらしく、当時はどら焼きとホットケーキの違いがよくわからなくなっていたんだとか。
このどら焼きの円盤形は、楽器の『銅鑼』から来ているという説が有力ですね。
また、関西圏では奈良県の三笠山に例えて『三笠』と呼ばれています。
そうそう。関東でも三笠という商品名で販売している店舗はあるみたいで、この地域だからどら焼き、この地域だから三笠という地域差はないようです。
でも、ちょっと探してみたくなりますね。
バリエーションがあるのは呼び方だけではありません。
通常は小豆餡が使われているどら焼きですが、多様化する現代に合わせて、こんな変わり種も生まれました。
大分県湯布院の名物『ぷりんどら』。
その名のとおり、生地の間にプリンが挟まっています。
これがまた相性がよくておいしいんです。
仙台銘菓『生どら』
カトー・マロニエが生クリームと小豆餡をホイップして挟んだことから始まったどら焼き。今は『元祖生どら』という名称で販売されています。
これがきっかけになって、現在ではいろいろなお店が生どら焼きを取り扱うようになりました。
さらにバリエーションは増え、生クリームだけではなく、チョコレート、カスタードクリーム、アイスクリーム、ジャム、フルーツなどなど。
まるでパフェやワッフルみたいですね。
『蒸しどら』
ふわふわと蒸した二枚の生地に小豆餡やクリームを挟んだもの。これもどら焼きから派生した和菓子のひとつですね。
- 『東京カリーどら焼き』
味はもちろんカレー味です。
いけない。つい長くなってしまいました。
でも、長くなった分だけどら焼きは人や文化の変化と共に歩んできたということですね。
それでは、どら焼きの店舗をいくつか覗いてみましょう。
『伊勢屋』
どら焼きの種類が豊富なお店。季節に合わせた和菓子がたくさん置いてあります。
ホームページは現在見られないみたいです。
『うさぎや』
どら焼きでこの店舗は外せません。いくつか店舗はありますが、ワタシは上野がオススメです。別にオフィスに近いからじゃないですよ?
『セブンイレブン』
はい、コンビニエンスストアです。
え?なんですか?
コンビニのお菓子は侮れないですよ?
ホットケーキみたいな生地に生クリームとプリンが挟まっています。
プリンにはちゃんとカラメルがあって、贅沢な感じ。
これがどうしても食べたくて探してあちこちのお店を回りに回ったんですが、一番近くにあった店舗に新商品として置いてありました。
灯台もと暗しとはこのことですね……。
さて、気を取り直して。
今回のピックアップ店舗は『伊勢屋』さん。
外観も内装も和菓子屋さんという感じがして、とても雰囲気のあるお店でした。
お茶どら
どら焼き
お茶どらは、抹茶の蒸しケーキみたいな生地に抹茶小豆餡が挟まっていて抹茶づくしな逸品。
そして待ってました。
どら焼きです。
オーソドックス、しかしそれがいいんです。
プリンの挟まったのものもいい。蒸した生地のものもいい。生クリームは最高。
ですが、やはりこの安心感はオーソドックスなどら焼きでしか味わえません。
まるで実家に帰ったような……。
ワタシの実家は和菓子屋さんじゃないんですけど、もう実家でいいです。実家です、実家。
そんな気分にしてくれますね。
それでは、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。
それでは、またの機会に。
PROFILE
K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。雨の日に差している傘はコンビニエンスストアで買ったリラックマ傘。たまにオフィスに忘れる。