ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

日本・海外の文化をたのしくお届けしたいネコ

からあげ

はい、ごきげんよう
Kです。

 

5月も半分が過ぎ、鹿児島はもう梅雨入りしたとニュースで目にしました。
あっという間に6月がやってきますね。
そして、1年も折り返し地点が近づいてきています。
今年はばたばたしていた印象でしたが、6月に向けて今やれることをやっていきたいと思います。

 

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前回の焼き鳥に引き続き、飲み屋さんの定番メニューですね。
ついつい頼んでしまいます。

nekonekomanabu.hatenablog.jp

 

そんな『からあげ』の歴史はいったいどんなものなのか。
順を追って見ていきましょう。

 

からあげは 江戸時代初期に中国から伝来した普茶料理で、漢字にすると、『唐揚げ』または『空揚げ』と書きます。
当時は『唐揚げ』と書いて、『からあげ』または『とうあげ』と読んでいたみたいですね。
しかし、普茶料理でいうからあげは現在の形とは違い、豆腐を小さく切り、油で揚げ、さらに醤油と酒で煮たもの。
これを『唐揚げ』と呼んでいたそうです。

 

ちなみに、現代の唐揚げに近い、魚介類や野菜類を素揚げにしたり、小麦粉をまぶして揚げたりする料理法は『煎出』、『衣かけ』と呼ばれていたそうです。

今となっては日本でも中国でもからあげは鶏を用いたものですが、そういう時代もあったんですね。

 

唐揚げは日本独特のものです。

しかし、前回の焼き鳥のときにも触れたとおり、鶏を食べる文化は戦前の日本にはないものでした。
これが変わったのはやはり戦後。
食料難に備え養鶏場を多く作るという国の政策の下、からあげは瞬く間に広まっていきました。
一般的な食卓で多く見られるようになったのは、ここ30年から40年のことのようです。
その中でも多くの養鶏場があった大分県北部では、特に唐揚げを愛する文化が根付きました。
大分県中津市は市内に60店以上の唐揚げ専門店が並び、鶏からあげの聖地として全国のからあげファンが足しげく通っているとのことですよ。

 

中国からやってきた食文化が日本で独自の形に進化し、今も愛されている。
歴史に味わいがあって、ますますからあげが好きになりました。
そんなわけで、ここからはからあげを取り扱っているお店をいくつかご紹介しましょう。

 

からあげ縁

karaageyukari.jp

ニンニクや生姜を一切使わない秘伝のタレに1日漬け込んでつくるこだわりのからあげを提供してくれるお店。
量り売りで注文を受けてから揚げ始めるのため、いつでも揚げたてのからあげが食べられますよ。

 

神田・有鳥天酒場

uchotensakaba.com

こちらのお店、なんとからあげ100円食べ放題をやっているんです。
最初にお酒とお料理を注文してからのスタートになりますが、からあげ大好きな方には見逃せない食べ放題ですよね。

 

中津からあげ渓

www.karaage-kei.com

弟5回唐揚げグランプリ東日本醤油ダレ部門にて金賞を受賞したからあげを取り扱っているのがこちら。
国産若鶏を使用し、醤油にんにくベースのタレを丁寧にもみこんでカリッと揚げたからあげは絶品ですよ。

 

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本日のピックアップ店舗は、からあげ縁さん。
季節限定のからあげやオリジナルからあげも置いてあります。
夕方になると、列ができるほど人気のからあげ屋さんなんですよ。
きっと夕飯はからあげなんですね。
ワタシもです。

 

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カリッともも

 

名前に偽りなし、です。
衣はカリッとしているのに、中はとってもジューシーでした。
にんにくを使っていないはずなのにしっかり味が染み込んでいて並びたくなる気持ちがわかりますね。

 

ごちそうさまでした。

 

さて、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

それでは、またの機会に。


PROFILE

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K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。上手な写真撮影法を日々勉強中。いいカメラなので使いこなせるようになりたい5月中旬の昼下がり。