ネコと学ぶ!たのしい日本・海外の文化

日本・海外の文化をたのしくお届けしたいネコ

気象警報

ごきげんよう
チョーセキである。

 

朝起きたら大雨だった。
しかも、外に出たくないレベルだ。
吾輩の一張羅が濡れネズミになってしまう。

 

というわけで、さっそく調べてみたぞ。
寒冷前線の影響で、東京地方は昼過ぎにかけて大雨が続くらしい。
土砂災害、河川の増水や氾濫、低地の浸水、落雷、突風の危険性もあるから注意が必要だ。
警報が出ている地区もあるな。

 

さて、せっかくだ。
今日は警報や注意報、いわゆる気象警報について話そうではないか。

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学生の頃は休校になったり、休講になったりしていたからよくチェックしていたな。
社会人になってからは電車の運行状況に影響していることもあってより一層気にするようになった。
そんな気象情報。
まずは気象庁のホームページから見ていこう。

www.jma.go.jp

気象庁は、大雨や暴風などによって発生する災害の防止・軽減のため、気象警報・注意報や気象情報などの防災気象情報を発表しています。これらの情報は防災関係機関の活動や住民の安全確保行動の判断を支援するため、災害に結びつくような激しい現象が予想される数日前から「気象情報」を発表し、その後の危険度の高まりに応じて注意報、警報、特別警報を段階的に発表しています。』とのこと。

 

注意報や警報は目にするが、特別警報は吾輩の記憶にあまりないな。
気象庁より発表される気象警報の種類は、警報が7種類、注意報が16種類、 それに比べて特別警報は6種類と、警報よりひとつ少ない。
それだけ危険度が高いということなのだろう。

 

現在、東京23区で大雨注意報が出ていない区は3区のみ、雷と強風は23区すべてに出ている。
警報や注意報は気象要素(表面雨量指数、流域雨量指数、風速、波の高さなど)が基準に達すると予想した区域に対して発表すると書いてあったから、とっくに到達しているのだろうな。
この雨だ、無理もない。

 

そして悲しいお知らせだ…。

 

注意報では日本の会社は休みにならない!

 

幸い吾輩の勤め先は社員に優しい会社だ。
しかし、学校や会社へ行く人が多いのもまた事実……。
最近は交通事故が後を立たないし、普段より危険な道中になっているはずだ。
外に出るときはいつも以上に安全へ気を配ってくれたまえ。
吾輩との約束だぞ。

 

いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれているものについて紹介している。雨の日でも晴れの日でもコーヒーは欠かせない。ついでに牛乳も欠かせない。

からあげ

はい、ごきげんよう
Kです。

 

5月も半分が過ぎ、鹿児島はもう梅雨入りしたとニュースで目にしました。
あっという間に6月がやってきますね。
そして、1年も折り返し地点が近づいてきています。
今年はばたばたしていた印象でしたが、6月に向けて今やれることをやっていきたいと思います。

 

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前回の焼き鳥に引き続き、飲み屋さんの定番メニューですね。
ついつい頼んでしまいます。

nekonekomanabu.hatenablog.jp

 

そんな『からあげ』の歴史はいったいどんなものなのか。
順を追って見ていきましょう。

 

からあげは 江戸時代初期に中国から伝来した普茶料理で、漢字にすると、『唐揚げ』または『空揚げ』と書きます。
当時は『唐揚げ』と書いて、『からあげ』または『とうあげ』と読んでいたみたいですね。
しかし、普茶料理でいうからあげは現在の形とは違い、豆腐を小さく切り、油で揚げ、さらに醤油と酒で煮たもの。
これを『唐揚げ』と呼んでいたそうです。

 

ちなみに、現代の唐揚げに近い、魚介類や野菜類を素揚げにしたり、小麦粉をまぶして揚げたりする料理法は『煎出』、『衣かけ』と呼ばれていたそうです。

今となっては日本でも中国でもからあげは鶏を用いたものですが、そういう時代もあったんですね。

 

唐揚げは日本独特のものです。

しかし、前回の焼き鳥のときにも触れたとおり、鶏を食べる文化は戦前の日本にはないものでした。
これが変わったのはやはり戦後。
食料難に備え養鶏場を多く作るという国の政策の下、からあげは瞬く間に広まっていきました。
一般的な食卓で多く見られるようになったのは、ここ30年から40年のことのようです。
その中でも多くの養鶏場があった大分県北部では、特に唐揚げを愛する文化が根付きました。
大分県中津市は市内に60店以上の唐揚げ専門店が並び、鶏からあげの聖地として全国のからあげファンが足しげく通っているとのことですよ。

 

中国からやってきた食文化が日本で独自の形に進化し、今も愛されている。
歴史に味わいがあって、ますますからあげが好きになりました。
そんなわけで、ここからはからあげを取り扱っているお店をいくつかご紹介しましょう。

 

からあげ縁

karaageyukari.jp

ニンニクや生姜を一切使わない秘伝のタレに1日漬け込んでつくるこだわりのからあげを提供してくれるお店。
量り売りで注文を受けてから揚げ始めるのため、いつでも揚げたてのからあげが食べられますよ。

 

神田・有鳥天酒場

uchotensakaba.com

こちらのお店、なんとからあげ100円食べ放題をやっているんです。
最初にお酒とお料理を注文してからのスタートになりますが、からあげ大好きな方には見逃せない食べ放題ですよね。

 

中津からあげ渓

www.karaage-kei.com

弟5回唐揚げグランプリ東日本醤油ダレ部門にて金賞を受賞したからあげを取り扱っているのがこちら。
国産若鶏を使用し、醤油にんにくベースのタレを丁寧にもみこんでカリッと揚げたからあげは絶品ですよ。

 

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本日のピックアップ店舗は、からあげ縁さん。
季節限定のからあげやオリジナルからあげも置いてあります。
夕方になると、列ができるほど人気のからあげ屋さんなんですよ。
きっと夕飯はからあげなんですね。
ワタシもです。

 

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カリッともも

 

名前に偽りなし、です。
衣はカリッとしているのに、中はとってもジューシーでした。
にんにくを使っていないはずなのにしっかり味が染み込んでいて並びたくなる気持ちがわかりますね。

 

ごちそうさまでした。

 

さて、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

それでは、またの機会に。


PROFILE

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K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。上手な写真撮影法を日々勉強中。いいカメラなので使いこなせるようになりたい5月中旬の昼下がり。

終身雇用

ごきげんよう
チョーセキである。

 

なんだか最近は毎日更新している気がするぞ。
やはり気ままに書くことは楽しいからな。
気分転換にはもってこいだ。

そんなわけで今日の不定期更新は、世間で騒がれている『終身雇用』。
これについて語っていこう。
ニュースを見ていないキミは今すぐ、『終身雇用』で検索してくれ。
そうすれば、これから先の記事がより楽しめるぞ。

f:id:nekonekomanabu:20190515183815j:plain今週の月曜日に、日本自動車工業会豊田章男会長が終身雇用を続けていくことは難しいという発言をしたな。
さらに、「雇用を維持し、税金を払っている企業にとってもう少しインセンティブが出てこないとなかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきたのではないだろうか。最近は派遣社員や途中入社、転職など以前よりは会社を選ぶ側に選択の幅が広がった」とも述べ、職業選択の自由に対する見解もあわせて示していた。
豊田会長は貿易の件に関しても語っていたが、それは一旦置いておくとして。

 

ここで終身雇用についておさらいしよう。

 

終身雇用とは、労働者を正社員として入社させた場合、企業側は定年まで雇い続けるという雇用形態のひとつで、日本の雇用の特徴ともいえる慣行である。
企業としては労働者の定着、労働者としては職の確約というメリットがお互いにある雇用。
それが終身雇用なのだよ。

 

その原型は戦前・戦中期からあったのだが、本格的に普及したのは戦後からだ。
戦前の日本は労働者の移動が激しい社会で、特に工場で働く労働者たちは熟練工になると引く手あまたとなり、より給料の高い職場へ転職していたらしい。
人材は宝だ。できるかぎり長く勤めてもらいたい。
そう考えた企業が様々な奨励制度や雇用形態を打ちだし、1920年から1930年の間にホワイトカラー層を中心として長期雇用化が進んでいったのだよ。

 

現在は2019年。
約100年の時が経ち、日本の雇用も形を変えようとしているのかもしれないな。
それがいいか悪いかはともかく、時代と共に変化してこその文化だ。
勤勉な人々にとって住みやすい社会になってほしいものだが、はてさて。
どうなることやら。
いずれにせよ、雇用される側が圧倒的に多い社会だ。
もちろん吾輩も例外ではない。
今後の日本の雇用形態がどうなるか、気にしていかなければならないな。

 

いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


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チョーセキ

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デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。今の会社に雇用されてもうすぐ1年。終身雇用にこだわりはないが、気のあう人とは長く仕事を続けたいと思っている。

国際家族デーと大学無償化法

ごきげんよう
チョーセキである。

昨日に引き続き、記念日について語っていこうと思う。

本日、5月15日は『国際家族デー』だ。

 

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いくつかある『国際デー』のひとつで、1993年に国連総会が定めたものである。
英語表記は「International Day of Families」。
各国が家族問題に対する認識を高め、家族関連の問題に取り組む能力を高めることを目的としているぞ。

 

この日を中心にNPO非営利団体)などでイベントやキャンペーンが実施されているが、世界各国と比べて日本では少し盛り上がりに欠けているとのことだ。

 

さて、家族と一口に言っても国や社会によってとらえられ方は様々だ。
血縁関係があることだけ、戸籍上に記されているだけが家族ではないと吾輩は思っている。
世間一般的に想像する家族とは、社会においてひとつの基準となるべきものと考える方が自然だ。
そこには男女平等の精神や教育が根付いていてほしいものである。
……言いたいことは山ほどあるかもしれないが、願うだけなら自由だろう?

 

教育といえば、先日5月10日に『大学無償化法』が成立したとニュースで言っていたな。
キミが知っているなら話は早いが、そうだな。簡単に説明するとだな。
低所得世帯の学生を対象に、大学や専門学校などの高等教育を入学金・授業料を減免するほか、返済不要の給付型奨学金を拡大し、充実させるというものだ。
要するに進学を支援するのが目的の法というわけなのだよ。
この支援は2020年4月から始まるとのことだが、誰でも受けられるわけではない。
住民税非課税世帯がその対象となる。
文部科学省によると、両親と学生本人、中学生の4人世帯の場合、約270万円までが非課税に当たるそうだ。
なんというか、なかなか厳しい数字だな。
さらに、文部科学省は「進学前は成績だけで否定的な判断をせず、レポートなどで本人の学習意欲を確認」するよう求めているらしく、支援対象者の将来を見据えて支援していく方針だそうだ。

 

国際家族デーの5日前に『大学無償化法』が成立するとはタイムリーすぎて、さすがの吾輩も驚いたぞ。
来年の4月から動き出すこの法が家族にどんな影響を与えるのか、今後も注目していきたいトピックだ。

 

いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。家族とは離れて暮らしているため、長期休暇が取れるときはできるだけ帰省するタイプ。そして、たらふく食べて体重が増える。

温度計の日

ごきげんよう
チョーセキである。

 

5月14日の今日は『温度計の日』だ。
理科の実験などでお馴染みの温度計。
今回はこれにちなんだ話をしていくぞ。

 

まず、なぜ5月14日が温度計の日になったのかという点から見ていこう。

 

水銀温度計を発明し、 華氏温度目盛り(°F)に名を残すドイツの物理学者ファーレンハイト氏。
彼の誕生日が1686年の5月14日だったことから、それにちなんで今日この日が記念日となったのだよ。
もっとも、5月14日という日付はユリウス暦によるもので、ファーレンハイト氏が生まれ育ったダンツィヒではグレゴリオ暦が採用されていた。
つまり、5月24日が本当の記念日ということだな。

 

ファーレンハイト氏は華氏温度目盛り(°F)の基準を、

 

氷と食塩の混合温度 0度
度健康な人間の体温 96度
水が凍る温度 32度
沸騰する温度 212度

 

と定義した。

 

この華氏温度は、1960年代まで多くの英語圏の国々で、気候産業医療における温度の基準となっていたそうだ。
しかし、メートル法への切り換えに伴い、 標準機圧での水が凍る氷点を0度とし、水が沸騰する沸点を100度とする摂氏温度(°C)の導入が世界的に進められていったのだよ。
日本が使っているのは摂氏温度だな。
とはいえ現在でも、アメリカ、カナダ、イギリスなど一部の英語圏内で華氏温度は使用されている。
ちなみに、華氏温度を摂氏温度に換算するためには、

 

『華氏温度=5(華氏温度-32)÷9』

 

この公式に当てはめると換算が可能なようだぞ。

 

さて、ここでひとつ水銀温度計より前の話、温度計の話をしようではないか。

温度計が発明されたのは1592年。
これには2つの説がある。
ガリレオ・ガリレイ氏が球付のガラス柱を水面に倒立させ、球のところを暖めることによって水面が変化することを示す「空気温度計」を発明したことで生まれたとされている説がひとつ。
もうひとつは、空気温度計を発明したのはガリレオ・ガリレイ氏ではなく、彼の友人であるサントーリオ・サントーリオ氏だという説だ。
どちらにせよ、すばらしい発明であることには変わりないがな。

 

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本日の気温は18度。

雨もやんで、絶好の散歩日和である。
吾輩も外の空気を吸いにいくとしよう。

 

いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。自作の撮影キットは段ボールを使った優れもの。しかし、水に弱いのが玉に瑕である。

交通事故

ごきげんよう
チョーセキである。

 

さて、キミ。
ゴールデンウィーク前から悲しいニュースが続いているのを、キミは知っているだろうか。
今回は『交通事故』について少し触れていきたいと思う。

 

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交通事故。
あまりいい響きの日本語ではないな。

 

警察庁から発表されている『東京都内の交通人身事故発生状況』によると、平成31年1月から平成31年3月の間の発生件数は7953件。

www.keishicho.metro.tokyo.jp

たった3ヶ月。この3ヶ月の間で7953件だ。
最近は池袋、神戸、大津で起きた事故が取り上げられていることもあり、世間の交通事故に対する関心が高まっているように思われるぞ。
かくいう吾輩も非常に気にしている。

 

まず、2019年4月19日、東京都豊島区池袋で起きた事故。
運転していたのは高齢者で、当時は時速100キロ以上のスピードを出していたらしい。
ニュースによると、ハンドル操作されないまま車はさらに速度を加速。
複数の歩行者が被害にあい、歩行していた2人の母子が死亡、8人が重軽傷を負った。

 

次に2019年4月21日、神戸で起きたバス交通事故。
神戸で運行していた市営バスが横断歩道を歩いていた歩行者を次々とはね、2人が死亡、他6人が重軽傷を負い、兵庫県警はすぐさま市交通局職員を逮捕した。

 

そして、先週2019年5月8日。
滋賀県大津市の事故だ。
自動車同士が車道で衝突し、そのうちの1台が歩道にいた13人の園児らに被害をもたらした。
結果、園児2人が死亡。さらに園児2人が重症、園児8人が大怪我、2人が軽傷を負った。
また、運転していた2人は即時過失運転致死傷の疑いで滋賀県警に逮捕されている。


悲しいのは、3件とも歩行者に否がないという点である。
きちんと交通ルールを守っていても事故にあうのだ。
これはつらいぞ。

 

さて、世間の見解を見てみようか。
先に述べたように、交通事故はものすごい件数で起こっている。
その中でも池袋、神戸、大津の事故が取り上げられているのは、何も最近のできごとだからという理由だけではない。
というのも、この3件のうち池袋の事故を起こした運転手だけが現行犯逮捕されていないのだ。
そして現在も逮捕されていない。

 

どれも非常に痛ましい事故ばかり。状況も歩行者に過失がない点なども含め、よく似ている。
だからこそ、この同時期に起きた3件を比較している人が多いのだよ。
逮捕しない理由があるのか。
あるとすれば何なのか。
いずれにせよ、この件はまだまだ世間を騒がせるだろう。
吾輩も注目して、追いかけていく所存である。

 

いかがだったかな?
次回も不定期に紹介していくぞ。

 

では、また会おう。
さらばだ。


PROFILE

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チョーセキ
デザイン&マーケティング担当。主に日本で流行っている・関心を持たれている海外の文化を紹介している。よく自転車に乗っているが、交通ルールは守るタイプ。

焼き鳥

はい、ごきげんよう
Kです。

 

あっという間にゴールデンウィークが終わってしまいましたね。
世間はワタシよりも一足早く日常に戻っているようです。
通勤ラッシュ、ランチタイムに混むお店、学生さんが帰る時間に人通りが多くなる歩道。
慌ただしいのはいつものことだったはずなのに、何だか懐かしく感じますね。
こんな日は、帰り道すがらにあるたくさんの誘惑へ乗っかるのも一興です。

ちょっと寄り道して帰りましょう。

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飲み屋さんの定番メニュー、焼き鳥。
前回紹介した串カツ同様、多くの方に親しまれている食べ物です。

 

nekonekomanabu.hatenablog.jp

 これからの季節、ビアガーデンが始まりますからね。
いっしょに注文する人も今よりもっと増えると思います。
しかし、その発祥について知っている人は、いったい何人いるでしょうか。

 

焼き鳥は、平安時代から存在していたと言われています。
でも、当時は鶏を始めとする家畜の食用が禁止・忌避される世の中でした。
そのため、明治時代までは狩猟で手に入れた雀やうずらなどを串焼きにし、これを『焼き鳥』と呼んで食していたみたいですね。

 

時は流れて江戸時代。
屋台で雀の焼き鳥が扱われるようになり、これが流行していたようです。
また、ネギとマグロを煮込んだ鍋料理『ねぎま』もこの頃から始まったとされていますね。
この時代も鶏を使った焼き鳥はまだありませんでした。

 

明治時代になり、鶏を食べる習慣が生まれました。
とはいえ、当時の鶏は高級品。
そう簡単には手に入らないため、鶏以外の鳥を使った串焼きを食べる人はまだまだたくさんいたそうです。
そして戦後、養鶏業界にブロイラーが輸入されたことをきっかけに焼き鳥店はどんどん増えていきました。
また、鶏を使った焼き鳥はこのときに定着したとされています。
いろいろな部位を焼いて食べるのも、戦後の食糧不足を解消しようという発想から生まれたみたいですね。
クセのある部位も多いですが、この時代からおいしく食べられるよう工夫された結果、今の種類豊富な焼き鳥に繋がっていった……。
そう考えると感慨深いものがあります。
大切に繋いでいきたいですね。

 

それでは都内でオススメの焼き鳥屋さんをいくつか紹介していきましょう。

 

蘭奢待

らんじゃたい、と読みます。
コースを頂いたのですが、最初のバケット付きレバーブリュレから始まり、焼き物、お野菜、お汁物全てがおいしかったです。
さすがミシュラン一つ星。すばらしい焼き鳥でした。

 

やきとり屋 すみれ

やきとり家 すみれ

こちらはたくさん店舗があるので、訪れた方も多いのではないでしょうか。
つくねにはやっぱり卵がほしいタイプです。
余談ですが、デザートに迷ったら『コッコちゃんのすみれ』プリンがオススメですよ。産まれますからね。

 

てけてけ

www.teke-teke.com

飲み放題もやっているお店。
お手頃価格、安定しておいしいです。
焼き鳥は塩かタレか選べる店舗が多いと思いますが、こちらのお店ではタレを選びがちですね。

 

さて、本日のピックアップ店舗は……。

 

近所の焼き鳥屋さん。
お持ち帰りもできます。
本当に近所なので画像はないです。

ミシュランもいい、チェーン店もいい。
でもやっぱり行きつけのお店の焼き鳥が好きなんですよね。

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ねぎま

 

いつもはねぎまの代わりにつくねを頼むことが多いのですが、記事にも書いたし、せっかくなのでねぎまをチョイス。
そして皮は外せません。

 

お店ではちゃんとお箸で取って食べます。
でも、ここは家ですから。
串のままいただきましょう。

 

焼き鳥を堪能するため、この辺で締めさせていただきましょう。
これからも海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介していきますよ。

 

それでは、またの機会に。


PROFILE

f:id:nekonekomanabu:20190301134012j:plain

K
社長。主に、海外で流行っている・関心を持たれている日本の文化について紹介している。髪の色を変えて心機一転。明るすぎず暗くなりすぎず、いい色合いに落ち着いている。